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 経営の道具箱

SWOT分析


SWOT分析とは

 SWOT分析は環境分析のツールです。有名なツールですのでご存知の方も多いと思いますが、実際に使ってみて意外と難しいものだと思った方も多いのではないでしょうか。
 分析とは、読んで字のごとく分けて考えるということです。分析を訓読みすれば、分析の「分」は「分(わ)ける」、「析」は「析(さ)く」で、「析(さ)いて分ける」ということになります。SWOT分析も正に分けて考える道具です。道具ですから、まずそれを使う目的を知ることが大事です。


SWOT分析の目的

 経営戦略は、自社の置かれた環境を考えることなく策定することはできません。SWOT分析は、自社の置かれた環境を明確にし、そこから
戦略と戦略課題を導き出すためのフレームワークです。「戦略的思考」の道具とも言うことができます。

 なお、戦略とはどの市場で戦うか、どの様に戦うかを選択すること、戦略課題とは戦略を実現するために解決しなければならない問題のこと、と考えてください。


SWOT分析の手順

 (1)内外環境の分析

 SWOT分析では、企業を取りまく環境を、
Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4つの視点から分類し、自社の置かれた環境を明確にすることから始めます。分類は、経済的な価値を向上させることができるか、それとも減殺してしまうかを基準にして考えれば良いと思います。

 通常、SWOT分析はSWOTの文字の並びとは異なり、内部から外部へという順序ではなく、
外部から内部への順序で行ないます。これは、内的な要因に囚われて、外部にある新たな機会や脅威に対する判断を鈍らせてしまうことを防止するためです。

 なお、外部環境のうち市場分析のフレームワークとして
「5Forces」があります。
  

Opportunity(機会)

Threat(脅威)

外部
環境


--------------
--------------
--------------


--------------
--------------
--------------


Strength(強み)

Weakness(弱み)

内部
環境


--------------
--------------
--------------


--------------
--------------
--------------


       ※ ここで注意すべき点は、機会、脅威、強み、弱みは
絶対的なものではないということです。
         ある時点で強みだったものが、弱みに転じたり、弱みと思われていたことが、外部環境の変化
         により強みに転じたりということが現実には発生します。また、同じ事象でも、機会と考えること
         も脅威と考えることもできる場合もあります。したがって、
どの様に解釈するかが重要になって
         きます。そして、この解釈の違いが戦略の違いとなって表れてきます。


 (2)戦略・戦略課題の明確化

 自社が置かれた環境が明確になったら、
外部環境に内部環境をどの様に適合させていくか、その方策を考えて行きます。
 まず、どの機会や脅威が自社にとって大きな意味を持つのかを考えます。そして、それらの機会や脅威に対して自社の強みや弱みにどの様な手当をしたら、機会をうまく取り込み、脅威を克服できるかを考えて行きます。
 この議論を重ねて行く過程で、自社が目指すべき方向、市場、そして解決すべき戦略的課題を明確にしていきます。大事なことは、議論をしっかり行なうことです。
議論を重ねることなく組織内のコンセンサスを醸成することは困難です。コンセンサスこそが、実行段階での成否を左右するものと心得るべきです。

       ・戦略
       ・戦略課題
外部環境
Opportunity(機会) Threat(脅威)

--------------
--------------
--------------


--------------
--------------
--------------

内部環境 Strength
(強み)


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機会をうまく取り込むために、どの強みを活かし、また強化するか? 脅威を克服するために、どの強みを活かし、また強化するか?
Weakness
(弱み)


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機会の喪失を防ぐために、どの弱みにどの様に手を打つべきか? 脅威に負けないために、どの弱みにどの様な手を打つべきか?

       ※ もちろん、外部環境にどの様に働きかけるかを考えることもとても重要なことです。しかし、
         外部環境に働きかけることはできても、それで外部環境を変えることはことはなかなかに難
         しいものです。したがって、まずは内部環境をどの様に変化させて外部環境に適合させるか
         を考えたほうが良いでしょう。



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